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エコプレクリーニングポット
バイアル、スペクトル分析の器具洗浄装置エコプレクリーニングポットは、試験に使用した器具等を簡単に酸洗浄できるコンパクトで安全性に優れた加熱浸漬/蒸気洗浄用のポットです。PFA製容器を採用し、汚染の少ない洗浄が可能です。グラファイト製ホットプレートを熱源とし、コントローラで温度、加熱時間の登録・管理ができます。エコプレベッセルの捕集容器をポット上部にセットすることで密閉容器にならず、さらに酸蒸発量を冷却循環させます。安全機能として圧力を逃がすためのPTFE製メンブレンや、容器内の廃液は排出ポートを使うことで酸に触れることなく安全に排出ができます。
付属のバスケットとネットを使うことで割れやすいガラス器具や細かい器具とビーカーなどの大きい器具と分けて洗浄できます。 洗浄プログラムはスチーム洗浄と希釈酸でボイリング洗浄する方法があります。分析値に依存しますのでお客様に合った洗浄方法の選択ができます。
左:ボイリング洗浄イメージ図
右:捕集容器イメージ図
加熱プログラムはタッチスクリーンコントローラで温度、時間を登録し管理ができます。
加熱部はグラファイト製のホットプレートを使っていますので温度管理がしやすくなっています。
エコプレクリーニングポット上部に冷却コンデンサの役割をしているエコプレベッセルの捕集容器
をセットしています。気化したガスをトラップすることで加熱時の酸蒸発量を大幅に削減でき、
作業環境も改善できます。
酸のリサイクル
イメージ図
洗浄プログラム以外に洗浄で使用した酸のリサイクルも可能です。
PFA容器内の気化した酸は空冷され内壁に結露し、結露した溶液は
PFAボトル(1L)に流れ込み再び洗浄液として利用できます。
エコプレサブボイリングポット
サブボイリング
イメージ図
硝酸、塩酸、フッ化水素酸などの酸高純度化装置 エコプレサブボイリングポットは、エコプレクリーニングポットと基本的な構造は変わりません。冷却水を必要とせず、コンパクトで簡単に酸を蒸留できるコストパフォーマンスに優れたサブボイリング装置です。シーリングすることで外部からのコンタミリスクを最小に抑えることを可能にしました。また、エコプレクリーニングポットと接続が可能で、サブボイリングした酸を使用してガラス器具、容器など洗浄することが可能です。高純度試薬精製装置として役目を終えた後は、ポット内の部品を取り出しエコプレクリーニングポットとして再利用できます。
エコプレクリーニングポット、 エコプレサブボイリングポット 仕様について
エコプレクリーニングポット、サブボイリングポット断面図
左:グラファイトホットプレート
右:タッチスクリーンコントローラ
ポットサイズ
- エコプレクリーニングポット:W280×D220×H490mm
- エコプレサブボイリングポット:W280×D220×H543mm
使用温度条件
- エコプレクリーニングポット 130~150℃(スチーム洗浄)
- エコプレサブボイリングポット 130~150℃
- 温度精度:±5℃ (150℃)
- 電源:単相110~200VAC 50/60Hz 500W
高温用ホットプレート
グラファイトホットプレートにSiC(炭化ケイ素)コーティングを施した加熱装置です。SiCコーティングによりフッ酸以外の耐薬品性に優れコンタミの無い微量分析が行えます。最高使用温度は450℃
使用条件
- 寸 法:W410×D340×H130mm
- ホットプレート部:W300×D230×H25mm
- 電 源:200VAC 3000W 15A